店舗経営や事業をするうえで欠かせないホームページやWebサイト。
集客をするうえで必ずとも必要になってくるWebサイトと、似たような言葉として「ホームページ」という言葉もありますが、これらの用語は一体何が違うのでしょうか?
実は、ホームページとWebサイトは、似たような使われ方をしますが、言葉の意味に明確な違いがあります。ホームページはもともと、サイトのトップページのみを意味しますが、Webサイトは「Webページの集合体」を表します。
ホームページはWebサイトと同じ意味でつかわれていることも少なくありません。そのため、Webサイト=ホームページと考えている人も多くいます。
なので、明確に使い分けることによって逆に相手に伝わりづらくなるケースもあるのが現状です。状況によっては、あえてWebサイトではなく「ホームページ」と伝えた方が良い場合もあります。
本記事ではWebサイトとホームページの違いを徹底解説というテーマで、ホームページとWebサイトの意味の違いや正しく使い分ける方法をご紹介します。
また、番外編として「ランディングページ(LP)」や「コーポレートサイト」などホームページやWebサイトと似たような言葉の意味についても解説していますので、この記事をすべて読めば、「どれを使えばいいの?」が明確になっていきます。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
【先に結論】Webサイトとホームページは違う
先に結論からお伝えすると、Webサイトとホームページは一緒にされがちですが、それぞれ異なる言葉の意味があります。それぞれの言葉の意味を見ていきましょう。
Webサイトとは?
Webサイトはインターネット上にあるWebページの集まりのことを言います。WebページはGoogle chromeやMicrosoft、Edgeなどのブラウザで表示ができる文書です。
ブラウザとは?
ブラウザとは、Webサイトを閲覧するために使うソフトのことです。いま、あなたがこのページを見ているソフトこそが「ブラウザ」に当たります。
そんなよく分からないアプリスマホに入れた覚えないけど」と思われる方もいるかと思いますが、パソコンやスマホには最初から何らかのブラウザが入っており、このブラウザがあるおかげで今ネットを閲覧できているのです。
もっとわかりやすく言うと
現在あなたがご覧のこのページ(https://segodon-web.com/?p=2460)はWebページで、このようなWebページが複数あつまったもの(https://segodon-web.comこのサイトの全ページ)がWebサイトとなります。
ホームページとは?
ホームページは本来、Google chromeやMicrosoft、Edgeなどのブラウザを立ち上げた際、一番はじめに表示されるページを指す用語で使われていました。
そこから年月が経つにつれて派生して、それぞれのWebサイトのトップページ(一番はじめに表示されるページ)のことをホームページと呼ぶようになりました。これは一般的にWebサイトへアクセスすると最初に表示されるページはトップページだからです。
その後だんだんとホームページという名前の範囲が拡大していき、現在はWebサイト全体をホームページと呼ぶことが一般的になっています。
「会社ホームページ」の言い方は合っている?
会社が所有する自社のホームページを「会社ホームページ」と呼ばれることがありますが、この言い方は合っているのでしょうか?
答えは、イエスでもありノーでもあるです。
Web業界では一般的に会社ホームページのことをコーポレートサイトと呼びます。
ホームページの本来持つ意味が「最初に表示されるページ」であれば、トップページや会社概要、サービス内容、料金説明、アクセスなど複数のページ構成になることが多い会社のホームページは、ホームページというよりもページを集めたWebサイトの方が近いですよね。
そのため会社ホームページをコーポレートサイトと呼ぶ理由になります。ただ、意味合い的には「会社のホームページ」と呼んでも伝わるので、どっちで読んでも大丈夫。というのが私の回答です。
ホームページとWebサイトの正しい使い分け方とは?
ホームページとWebサイトには意味に違いがありますが、ネットを使うすべての人がその両方の言葉の定義を正確に知っているわけではありません。
2つの言葉の意味にこだわって使うと、かえって相手に伝わりにくくなるケースも多々あります。
そのためここでは、ホームページとWebサイトの使い分け方、正しく使い分ける方法をご紹介していきます。
日本では明確な違いで使っていない
本来は意味に違いがある「ホームページ」と「Webサイト」ですが、日本では同様の意味で使われています。Web専門の職業以外では、「ホームページ=Webサイト」と考えて問題ありません。
また、日本では、「Webサイト」よりも「ホームページ」の方が一般的に使われています。
そのため、Webサイトと言うよりもホームページといった方が相手に伝わりやすい場合が多いです。
日本で「Webサイト」の意味合いをお客様などに説明する際は、「ホームページ」を使う方が意味が伝わりやすくなります。また、Webサイトのトップを表す本来の意味で「ホームページ」と伝ええると、相手に伝わりづらいため、トップページなど別の言い方にしましょう。
ちなみに、Googleは2つの用語を同じ意味と認識している
Google検索では、Webサイトとホームページは同じ意味と認識しています。ですが、検索するユーザーは「Webサイト」と検索するよりも「ホームページ」と検索をするほうが多いのが事実です。
こういった理由から、SEOの観点ではWebサイト上では「ホームページ」と記載した方が、より多くの検索ユーザーに自信のWebサイトを閲覧していただけるようになる可能性があります。
ホームページやWebサイトと似ていて間違われやすいサイトの種類
日本国内において、「ホームページ」や「Webサイト」のような意味で用いられている言葉は数多くあります。
せっかくなので、これらに似ていて同じ意味と間違われやすいサイトの種類をご紹介していきます。
さらっと紹介をしていきます。
コーポレートサイト
いわゆる会社のホームページというのがコーポレートサイトです。企業が自社の製品やサービス内容、会社概要などを紹介するのがコーポレートサイトです。
ちなみに「corporate(コーポレート)」は「企業」を意味します。
コーポレートサイトでは、ウェブ上の会社の名刺としての役割があり、人材採用などにも役立ちます。
ランディングページ
集客に特化しているのがランディングページです。ランディングページは基本的には、縦長の1ページであることが多いです。
ランディングページは、広告などでよく使われるためスマホを触る人であれば一回は見たことがあるかと思います。(例えば青汁の通販や化粧品の通販など)
ランディングページの目的は、商品やサービスを紹介して、資料請求や購入、お試しと言ったコンバーションを獲得することです。
いろいろな商品がある会社であっても、ランディングページ内では、一つの商品のみを紹介し、それだけの成約を目指しているため商品販売に特化したWebサイトといえます。
オウンドメディア
会社が運営する情報メディアのことをオウンドメディアといいます。
こちらは、SEO対策の一環として作られたり、ユーザーの悩みを解決し関係構築に役立てるのが主な目的です。
例えば、地域のテレビ局がやってる地域情報をまとめた情報メディアサイトや製薬会社が運営している薬についての情報メディアサイトなどがこれに当たります。
ユーザーにとってためになる有益な情報を与えて、かつ商品を紹介することでお客様との信頼関係を構築し認知度の向上や購買につなげていきます。
プロモーションサイト
商品やサービス、イベントを紹介するためだけに作った特設サイトをプロモーションサイトといいます。
もともと、ホームページを持っている会社が別で作るサイトになります。基本的には、イベントの告知で作られるのが一般的です。継続的に運営されるサービスサイトとは異なり、多くはイベントが行われる一定期間のみの運営となります。
【結論】Webサイトとホームページは違うけど、どっちを使ってもOK
今回は「ホームページ」と「Webサイト」の違いや使い分け、それに類似するWebサイトについてお伝えしました。
厳密にはWebサイトとホームページは違いますが、私たち日本人には、どっちかというとホームページという言葉を使ったほうが意味が伝わりやすいので、本来はWebサイトと言うのが正しい場面でもホームページと言ってもOKです。
相手に伝わる言い方で伝えましょう。