WordPressブログのセキュリティ対策の一環として、ログインURLを変更する手順について詳しく解説されています。

ログインURLを変更することで不正アクセスのリスクを大幅に下げることができ、サイトの安全性が高まります。プラグインを利用する方法と、手動で変更する方法の両方が紹介されており、実践的な情報が含まれています。

1. WordPressのログインURLを変更する理由

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ログインURLを変更することには、以下のような理由があります。

1.1 セキュリティの向上

WordPressのデフォルトのログインURLは一般的に知られており、悪意のある第三者による不正ログインのリスクが高まります。

特に総当たり攻撃やブルートフォース攻撃などの手法を使って、パスワードを解析する試行が行われる可能性があります。

ログインURLを変更することで、サイトへの不正アクセスを防ぐことができます。新しいログインURLは秘密情報となるため、ハッカーがアクセスすることは困難になります。

1.2 不正アクセスからのデータ保護

不正アクセスが行われた場合、ハッカーはログイン情報やデータを盗み出す可能性があります。

また、不正アクセスによってブログのURLが変更されたり、データが消去されるといった被害も考えられます。

ログインURLを変更することで、不正アクセスからデータを保護することができます。新しいログインURLはハッカーにとって予測困難であるため、セキュリティレベルが向上します。

1.3 サイトの信頼性向上

WordPressのデフォルトのログインURLは広く知られているため、悪意のあるユーザーによる攻撃の対象となる可能性があります。

しかし、ログインURLを変更することで、サイトのセキュリティを強化することができます。

新しいログインURLは外部の人に知られていないため、サイトの信頼性が向上します。訪問者はセキュリティ対策を意識している場合でも、新しいログインURLを知らなければログインすることはできません。

1.4 サーバーの負荷軽減

WordPressのデフォルトのログインURLは広く公開されており、不正アクセスが増えるとサーバーの負荷が増大します。

不正なログイン試行や総当たり攻撃によってサーバーへの負荷がかかり、正規のユーザーのアクセス速度が低下する可能性があります。

ログインURLを変更することで、不正アクセスを防ぎ、サーバーの負荷を軽減することができます。これにより、サイトのパフォーマンスが向上し、ユーザーエクスペリエンスが向上します。

これらの理由から、WordPressのログインURLを変更することは重要です。次のセクションでは、ログインURLを簡単に変更できる方法について説明します。

2. プラグインを使ってログインURLを変更する方法

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WordPressのログインURLを変更する方法の1つは、プラグインを使用することです。

以下では、「WPS Hide Login」と「SiteGuard WP Plugin」という2つのプラグインの使い方を紹介します。

2.1 「WPS Hide Login」でログインURLを変更する方法

「WPS Hide Login」プラグインを使用すると、ログインURLの変更が簡単にできます。以下の手順で設定を行いましょう:

  1. 「WPS Hide Login」プラグインをインストールし、有効化します。
  2. 管理画面のメニュー内の「WPS Hide Login」をクリックして設定画面に移動します。
  3. 設定画面で「Login url」フィールドに新しいログインURLのパスを入力し、保存します。

これでログインURLの変更が完了です。実際に新しいログインページのURLを開いて確認してみましょう。ログインURLが変更されていることを確認できるはずです。

2.2 「SiteGuard WP Plugin」でログインURLを変更する方法

「SiteGuard WP Plugin」を使用しても、ログインURLの変更が可能です。以下の手順で設定を行いましょう:

  1. 「SiteGuard WP Plugin」をインストールし、有効化します。
  2. 管理画面のメニューに表示される「SiteGuard」という項目をクリックします。
  3. 一覧から「ログインページ変更」を選択します。
  4. 「変更後のログインページ名」という項目に、新しいログインURLのパスを入力します。

これでログインURLの変更が完了です。新しいURLのログインページにアクセスして確認してみましょう。

注意:ログインURLの変更には慎重に対応してください。もし変更後にログインページが分からなくなった場合は、元のログインページにアクセスするためにプラグインをサーバーから削除することができます。

以上が、プラグインを使ってログインURLを変更する方法です。適切なプラグインを選択し、ログインページのセキュリティを強化しましょう。

3. プラグインを使わずにログインURLを変更する方法

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WordPressのログインURLを変更する方法には、プラグインを使用せずに手動で変更する方法もあります。以下にその方法を紹介します。

ログインページ用のファイルを作成してアップロードする

まず、新しいログインURLを決定します。

デフォルトの「https://【サイトURL】/wp-login.php」や「https://【サイトURL】/wp/wp-login.php」とは異なるURLを選択します。

次に、決定したログインURLに応じた名前のファイルを作成します。例えば、「https://【サイトURL】/wordpress-admin-login.php」を新しいログインURLに決定した場合、作成するファイル名は「wordpress-admin-login.php」とします。

ファイルの作成とコードの記述が完了したら、作成したファイルをサーバーにアップロードします。アップロード先は、wp-login.phpと同じ階層になります。また、wp-login.phpは削除せずにそのままにしておく必要があります。

functions.phpにコードを追加する

次に、functions.phpに以下のコードを追加します:

“`php
// WordPressの管理画面ログインURLを変更する
define( ‘LOGIN_CHANGE_PAGE’, ‘wordpress-admin-login.php’ );

// 指定以外のログインURLはTOPページへリダイレクト
if ( ! function_exists( ‘login_change_init’ ) ) {
function login_change_init() {
if ( ! defined( ‘LOGIN_CHANGE’ ) || sha1( ‘keyword’ ) != LOGIN_CHANGE ) {
wp_safe_redirect( home_url() );
exit;
}
}
}
add_action( ‘login_init’, ‘login_change_init’ );

// ログイン済みか新設のログインURLの場合はwp-login.phpを置き換える
if ( ! function_exists( ‘login_change_site_url’ ) ) {
function login_change_site_url( $url, $path, $orig_scheme, $blog_id ) {
if ( $path == ‘wp-login.php’ && ( is_user_logged_in() || strpos( $_SERVER[‘REQUEST_URI’], LOGIN_CHANGE_PAGE ) !== false ) ) {
$url = str_replace( ‘wp-login.php’, LOGIN_CHANGE_PAGE, $url );
}
return $url;
}
}
add_filter( ‘site_url’, ‘login_change_site_url’, 10, 4 );

// ログアウト時のリダイレクト先の設定
if ( ! function_exists( ‘login_change_wp_redirect’ ) ) {
function login_change_wp_redirect( $location, $status ) {
if ( strpos( $_SERVER[‘REQUEST_URI’], LOGIN_CHANGE_PAGE ) !== false ) {
$location = str_replace( ‘wp-login.php’, LOGIN_CHANGE_PAGE, $location );
}
return $location;
}
}
add_filter( ‘wp_redirect’, ‘login_change_wp_redirect’, 10, 2 );
“`

上記のコードでは、新しく作成したログインページのファイル名を「wordpress-admin-login.php」として設定しています。必要に応じて、作成したファイル名を変更してください。

これで、プラグインを使用せずにログインURLの変更が完了しました。

なお、ログインURLの変更には注意が必要です。変更後にサイトへのアクセスに問題が発生する可能性がありますので、念のためバックアップを取得し、変更後に動作を確認することをおすすめします。

ログインURLの変更以外にも、WordPressのセキュリティ強化には他にも様々な対策があります。自身のサイトのセキュリティを向上させるために、他の対策も検討してみましょう。

4. ログインURLを変更した後の注意点

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ログインURLを変更する際には、次の注意点に留意する必要があります。

ユーザーへの通知

既存のユーザーには、ログインURLの変更を適切に通知することが重要です。

変更の理由と新しいログインURLを説明することで、ユーザーがスムーズにログインできるように支援します。

ブックマークやリンクの更新

ログインURLの変更後は、ブックマークや他のウェブサイトへのリンクを更新する必要があります。

これにより、ユーザーが正しいURLにアクセスできるようにすると共に、使いやすいサイト環境を提供できます。

パフォーマンスへの影響

ログインURLの変更がサイトのパフォーマンスに与える可能性には注意が必要です。変更後、サイトが正常に動作しているかを確認し、問題があれば迅速に対処することが重要です。

特に、ユーザーがログインできないといった問題が発生した場合は、即座に対応する必要があります。

追加のセキュリティ対策

ログインURLの変更だけでなく、他のセキュリティ対策も検討しましょう。強力なパスワードポリシーや2要素認証など、追加のセキュリティレベルを導入することが重要です。

ログインURLの変更はセキュリティ対策の一部ですので、これらの対策を併せて実施することで、より高いセキュリティを確保できます。

これらがログインURLを変更した後に留意すべき事項です。ログインURLの変更はセキュリティ対策の重要な手段ですが、変更後も適切な運用と管理が必要です。ユーザーへの通知、ブックマークやリンクの更新、パフォーマンスの確認、追加のセキュリティ対策を行いながら、正常なサイト運営を心掛けましょう。

5. ログインURLの変更以外のセキュリティ対策

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ログインURLの変更は大切なセキュリティ対策ですが、他にもさまざまな方法があります。

以下に、ログインページのセキュリティ対策の一部を紹介します。

画像認証の設定

画像認証は、ログインページに追加のセキュリティを提供する方法の一つです。

ログイン時に、文字が記載された画像を入力することが必要となります。これにより、自動でログインを試みるボットやスクリプトによる不正アクセスを防ぐことができます。

ログイン試行回数の制限

ログインページのセキュリティを強化するために、ログイン試行回数を制限することが有効です。

設定できる回数を上限とし、その回数を超える連続したログイン試行が行われた場合は、一定時間ログインがロックされるようになります。これにより、不正なログイン試行を防ぐことができます。

強力なパスワードポリシーの適用

アカウントのセキュリティを向上させるためには、強力なパスワードを設定することが重要です。

パスワードポリシーを設定し、パスワードの長さ、文字の種類、文字列の複雑さなどを制限することで、セキュリティレベルを向上させることができます。

2要素認証の使用

2要素認証は、追加のセキュリティ層を提供するための方法です。

通常のログイン情報(ユーザー名とパスワード)に加えて、セキュリティコードやバイオメトリクスデータなどの追加情報を入力する必要があります。これにより、不正アクセスを防ぎ、アカウントのセキュリティを強化することができます。

セキュリティプラグインの導入

WordPressには、セキュリティプラグインが数多く存在します。これらのプラグインを使用することで、ログインページだけでなく、サイト全体のセキュリティを強化することができます。

プラグインによっては、ウイルススキャン、ファイアウォール、不正アクセスの検知などの機能も提供されています。

以上が、ログインURLの変更以外のセキュリティ対策の一部です。これらの対策を組み合わせることで、WordPressサイトのセキュリティをより強固にすることができます。セキュリティは常に進化しているため、最新の脅威に対応するためにも定期的な更新と監視が重要です。安全なサイト運営のために、適切なセキュリティ対策を継続的に行いましょう。

まとめ

WordPressのログインURLを変更することは、サイトのセキュリティ向上に効果的です。プラグインを使う方法やコードを手動で追加する方法など、複数の変更方法を紹介しました。

また、ログインURL変更後の注意点や、ログインURLの変更以外のセキュリティ対策についても解説しました。ログインURLの変更は一時的なものではなく、定期的な見直しと、他のセキュリティ対策との組み合わせが重要です。

サイトの安全性を高めるために、これらの対策を総合的に実施していくことが大切です。